チューブディスペンサーは、2個の二股継手でチューブを2本に分岐させ、『フィンガ』と2個のチューブ受の間に通します。
2本のチューブの間を往復する『フィンガ』が作る蠕動(ぜんどう)運動で液を送り出します
『フィンガ』の両側で開閉動作を行うのでチューブの蠕動運動は位相が180度異なります。
それぞれの流路から液の流れが合わさり脈動の少ない流れになります。
【蠕動(ぜんどう)】
収縮によって生じたくびれが波のように徐々に伝播していく形の運動。
例)消化管が食べ物を送る時の動き、ミミズが移動する際の運動。
チューブを真っ直ぐに引っ張った状態で取り付けますので、チューブの位置に変化がなく流量の変動が抑えられます。また180度位相の異なる2本のチューブからそれぞれ液体を送り出しますので脈動を抑える事が出来ます。
従来のチューブポンプがチューブをしごいて液体を送り出すのに比べ、チューブディスペンサーはチューブを押すだけなので、しごくタイプのチューブポンプと比較してチューブの消耗を抑える事が出来ます。
流量は駆動モーターの回転速度にほぼ比例します。
型式 | AQ001V | AQ002A |
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コントローラー | 分離 | 一体 |
チューブ肉厚 | 0.8 | 1.25(0.8、1.0) |
チューブ最大内径 | 1.6 | 3.2 |
モーター | 20W サーボモーター | 20W サーボモーター |
ポンプ回転数 | 12~3000rpm | 24~3000rpm |
電源 | AC100V | AC100V |
寸法(W・D・H) | 43×72×204 | 90×193×304 |
重さ | 0.75kg | 3.5kg |