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C-Mixとは?

距離の違う二つの連通穴(吐出穴と吸入穴)の撹拌体を軸(シャフト)を中心に回転させ、撹拌体内に遠心力を発生させて水(液)流を混ぜる(撹拌する)今までにない全く新しい撹拌技術です。

高い混合力

C-Mixが回転することで発生する旋回流と下から吸い上げる吸入流が同時に発生して、液体の上下置換を伴う立体的な撹拌流が生まれます。
容器の隅々まで液体が届き、希釈混合・成分均一、均熱が促進され安定した撹拌、時間短縮が実現します。

プラス「見えない羽根」で混ぜる!?
C-Mixから吐出された強い流れが容器壁面に当たり上下に分割され広がります。
広がった流れが360°旋回しているのでC-Mixは羽根がありませんが「見えない羽根」で混ぜているようなイメージです。

反動による振られが非常に少ない手動の撹拌も安全で、疲れません。
羽根は上下の流れがあまりありませんので撹拌子を自分で上下に移動させて上下の液体を置換させていましたがC-Mixは吸い上げ流を伴うので撹拌子を上下に移動させる必要がありません。
泡立ちがきわめて少なく消泡、脱泡などの作業の省略・短縮化が図れ、液の飛び散りも殆どないので作業環境改善にも寄与できます。

低せん断

せん断力が小さいため撹拌物を壊さない撹拌が出来ます。
またせん断による液体の劣化を防ぎます。

従来の突起物のある撹拌体は抵抗体で液体を押し混ぜているのに対し、C-Mixは突起物がなく遠心力で混ぜています。せん断力が小さいため、せん断による液体の劣化(酸化)を防ぎ、壊さずに混ぜるような液体の撹拌に適しています。
また「乳化」や「破砕」の撹拌では、乳化後の分離防止や破砕後の沈殿防止の撹拌で使用されています。
摩擦熱も低減され、温度の上昇を抑えられます。

安全

突起物がないので回転時の接触でケガをする可能性が非常に低いです。
メンテナンス時も安全。

突起部に服などが巻き込まれる事故やケガも抑えられます。
回転を停止させて行うメンテナンス時でも作業が安全に行えます。

泡立たない

液面でボルテックス(渦)が出来にくく、液面が静かです。
また液中のキャビテーションも防ぎます。

泡立ちがきわめて少なく消泡、脱泡などの作業の省略・短縮化が図れ、液の飛び散りも殆どないので作業環境改善にも寄与できます。
せん断力が小さいため、突起部から発生する液中のキャビテーション(泡)も抑えられます。

吸い上げます

下の穴から液体を吸い上げるので比重差がある液体の均一撹拌や沈降防止撹拌に最適です。

羽根の場合、シャフト容器底部に流れが当たらない部分が出来、その部分が混ざるのに時間を必要としますが、C-Mixはダイレクトにその部分を吸引するので羽根で20分以上かけて混ぜていた液体がC-Mixの撹拌では3~4分で混ざったという実績があります。
液面に浮いている粉体や比重の軽い液体を吸いこんで混ぜる場合は撹拌子の上下向きを反転させて撹拌子の上部に吸入穴を配置することで上からの吸い込みが実現します。

撹拌原理

遠心撹拌原理図

STEP 01
遠心撹拌体が回転
STEP 02
吐出口に遠心力が発生し液体が吐出される
STEP 03
縦流路内に負圧が発生
STEP 04
竜巻状の吸込みのうず流が発生
STEP 05
吐出された流体は容器壁面に当たり上下に循環
STEP 06
容器の隅々までいきわたり均一に撹拌

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